AiMesh(メッシュWiFi)対応機器を使ってみた(設定編)
はじめに
昨年ごろからメッシュWi-Fiが熱くなってきており、また家のWi-Fiが古くなってきた為、買い替えを考えていました。
そんな中、ASUSのキャンペーンでメッシュWi-Fi対応機器を無料で貸し出して頂けることになりました。ありがとうございます!
今回は、ASUS RT-AC86Uを実際に利用した感想と、AiMesh構築方法を紹介したいと思います。また、滅多にしないであろうLANケーブルを使用したメッシュWi-Fi化方法も紹介したいと思います。
ちなみに、ASUS AiMesh対応ルーターにメッシュWiFiルーター ASUS Lyraシリーズが加わったとのことで、低価格帯の商品でも気軽にメッシュWi-Fiを構築できるようになってきています。
※ AiMesh:ASUS独自のメッシュWi-Fi規格
※ メッシュWi-Fi:複数のWi-Fi機器でメッシュ状にエリア構築し、相互で通信を行うことで通信を安定させる技術の総称
初期設定
接続方法(LANケーブルや電源の入れ方)はマニュアルに任せるとして、初期設定方法をスマホ(Android、iPhoneもほとんど同じ)を使った説明をしていきます。
ただ、残念なことにかなり簡単に作られている為、ほとんど説明はいりません。。。
1. 親となるメインルーターの設定
まずAiMeshを構築する為には、親となる機器(ルーター、もしくはアクセスポイント)(以下、メインルーター)を決めないといけません。
この親となる機器は、必ずインターネットへ接続(=ONUやCTUなどへ接続)する必要があります。
※ 子となる機器(以下、ノード)は、親のWi-Fi電波が届いているもしくは、有線LANで接続できればOK
1-1. スマホとルーターの接続
早速スマホとルーターを接続してみましょう。
親となるルーターの電源を入れると、スマホのWi-Fi画面から「ASUS_**_2G」や「ASUS_**_5G」といったSSIDが見えるます。
※ 「**」にはMACアドレスの下2桁が表示されます。もし、複数の「ASUS_」から始まるSSIDが表示されている場合は、機器の背面シールを確認してください
今回は「ASUS_**_5G」を利用してルーターへ接続してみます。(2Gを選んでも設定方法は、全く同じです。
もし、上記の画面が表示されたら、「Wi-Fiはインターネット未接続です」をタップします。
「はい」をタップし、「ASUS_**_5G」への接続を維持します。
もし「はい」をタップしないと、他のWi-Fiに接続され設定ができない場合があります。
1-2. ルーターへ接続
正常に接続できたら、「http://router.asus.com」や「http://192.168.1.1」へアクセスしてみましょう。
そうすると、「ようこそ」画面が表示されます。
もし、画面が表示されない場合は、Wi-Fiに接続できているか見直してみてください。
「新しいネットワークを作成」をタップします。
1-3. ルーターの動作モード指定
まずは、動作モードを指定してしていきます。
今回は何も考えずに、AiMeshモード(ルーター機能ON)で構築していきます。
AiMeshの説明が表示されますので、「次へ」をタップします。
親となるルーターを構築していますので、「AiMeshメインルーターとして設定します」をタップします。
1-4. プロバイダー情報設定
私の環境では、すでにインターネット接続がある環境にAiMeshを構築するので、「いいえ」をタップします。
もし既存のルーターを置き換える場合は「はい」をタップし、プロバイダーからの提供されているユーザー名・パスワード等を入力してください。
1-5. ネットワーク名(SSID)設定
次にネットワーク名(以下、SSID)の入力画面が表示されます。
SSIDはWi-Fiを識別する為のIDと考えて頂ければと思います。
※ SSIDの詳細は、Wikipediaなどをご覧ください。
今回は、2.4GHzと5GHzを同じSSIDの「NF-AiMesh」で設定し、接続パスワードを指定しました。
入力後「適用」をタップします。
なお、この端末は5GHzのみで接続させたい等、自分で接続する周波数帯を指定したい場合は、「2.4GHzと5GHzを個別に設定する」にチェックを入れ、2.4GHzと5GHzのSSIDを指定してください。
※ 2.4GHzと5GHzを個別に設定すると「スマートコネクト」が使用できなくなります。
電波状況に応じて自動的に周波数帯を切り替えたい場合は、2.4GHzと5GHzは必ず同一のものにしてください。
詳細は、ASUSの公式サイトをご覧ください。
1-6. ルーターのログイン名/パスワード設定
ルーターの設定を不正に変更されないようにする為、ログイン名とパスワードを設定する必要があります。
今回は、ログイン名に「nf」と設定してみました。
各種項目を入力後、「次へ」をタップします。
1-7. ファームウェア更新
今回お借りしたルーターが古かったのか、ファームウェアバージョンアップをするか確認画面が表示されました。
ついでなので、「同意する」をタップし更新しました。(数分かかるようです。)
1-8. メインルーターへ接続
メインルーターの設定が以上で完了しました。
早速設定したSSIDへ接続してみましょう。
正常に接続できたら、「http://router.asus.com」や「http://192.168.1.1」へアクセスしてみましょう。
ログイン画面が表示されるので、設定したログイン名・パスワードにてログインします。
上記の画面が表示されれば、ログイン成功です。
動作モードにより、左のメニューに表示されている項目が異なります。
2. 子ノードの追加
2-1. 動作モードの設定
始めの設定はメインルーター「1-3」の途中まで、同様なので記載は省きます。
上記画面で今回は子ノードとして追加しますので、「AiMeshノードとして設定します」をタップします。
上記の画面が表示されたら、メインルーターへWi-Fiの接続を切り替えます。
今回の場合は、スマホのWi-Fiを「NF-AiMesh」へ切り替えます。
※ メインルーター側より子ノード追加作業を行います。
2-2. メインルーターの設定(子ノード追加)
まず、管理画面「http://router.asus.com」や「http://192.168.1.1」へアクセスします。
管理画面の中央下の方にある、「AiMesh ノード」をタップします
右のメニューにAiMeshが表示されますので、「検索」をタップします。
そうすると、先ほどサーチモード(2-1)に変更したルーターが表示されますので、タップします。
タップすると、AiMeshノードへ追加するか確認されますので、MACアドレスが正しいことを確認し「適用」をタップします。
上記の画面が表示されると、子ノードの追加が完了しました。
後は、メインルーターの電波が届く範囲に、子ノードを置けば完了です。
その他
長くなったので、本記事を設定編とし使用感や有線LANでの接続方法は別記事にしたいと思います。
なお本記事に記載した内容の一部は、環境により実際の設定内容が異なる場合がありますので、ご注意ください。
※ 画像(スクリーンショット)は、ASUS RT-AC86Uより引用したものです。